「教育ママ」という言葉を聞くと、どんなお母さんを思い浮かべるでしょうか?
シッカリした「お母さん」というイメージが付いて回りますが、ネガティブな文脈で語られることもあるかと思います。
今回は、「教育ママって、実際、どうなんだろう・・・!?」と思ったときに、ぴったりな一冊を紹介したいと思います。
アグネスチャン「スタンフォード大学に三人の息子を合格させた50の教育法」
この本を読めば、教育ママに対する考え方が変わります!
教育は親が子供にできる最高のプレゼント
アグネスは教育こそ、子供に与えることができる、最高のプレゼントだと考えています。
その背景には、彼女の生い立ちが関係しています。
アグネスは、香港生まれの父と、中国生まれの母のもとに生まれ、育ちました。
厳しい社会情勢の中で、不安定な生活を強いられていた両親は、どんなに大変な状況であっても、アグネスを含む子供六人を全員学校へ通わせたそうです。
そういった生い立ちもあってか、アグネスも真っ向から「教育ママ宣言」を行っています。
本の中で語られていた、アグネスの父親の言葉が印象的でした。
「お金や名声は流れもの。何かあったらすぐに奪われる。でも、一度頭の中に入った知識は、人は奪うことはできない。一生の宝になる」
玩具やお菓子を買い与えて、楽しい時間が過ごせても、それはひと時のこと・・・。
教育こそ一生の宝物だと考えれば、教育ママであることに対しての違和感や不信感はなくなります。
夢を見られる子を育てる
本の中で、とりわけ惹かれた内容がありました。
それは、「夢を見られる子に」という言葉。
子どもたちは未来を担う人。
だから、自由に夢を思い描いてほしい。大きく羽ばたいてほしい。
親なら、誰でもそんな風に願うのではないでしょうか?
アグネスも、子どもたちに「夢を見てほしい」と願い、その夢に近づくために努力したと書いています。
昨今では、ネガティブな子供が増えたと聞きます。
先日、小学校などでマネーセミナーなどをされている、ファイナンシャルプランナーに、お話を伺いました。
子供向けのマネーセミナーの中で、将来設計を書いてもらった際、子どもたちに「将来の夢」や「欲しいもの」を聞いても、なかなか出てこず、苦労したと仰っていました。
「びっくりするほど、ネガティブなの! 事故にあって入院したとか。借金したとか」
お話を聞いて、私も驚きました。
もちろん、これは、一部の学校に限った話なのかもしれません。
でも、なんだか少し危機感を覚えました。子どもが夢を見られない社会は、きっと衰退していきます。
まずは自分の子だけでも、夢を見られる子どもになってほしいと思います。
限りない愛を届ける
教育の根底には、やっぱり愛情が必要だと思います。
自分自身への愛ではなくて、子どもに対する愛。
この点は、非常に大切なポイントだと感じました。
いい大学に入ることや、何かができるようになること、褒められること自体をゴールにしてしまうと、本当の教育からは外れていくのだと思います。
人は愛されてこそ、人を信じたり、自分を信じたりすることができるようになるそうです。
だから、まずは近い存在の人から、認めらることが重要だと再認識しました。
まとめ 今日から教育ママでいこう!
本を一冊読めば、アグネスがどれだけ自分の子どもに愛情を注いできたかが分かります。
題名こそ、キャッチーなものにするために「スタンフォード大学」なんて言葉が躍っていますが、アグネスが子どもに対して行ってきたことは、単なるお受験対策ではないことが、伝わってきます。
子どもに対する接し方や子育てに対する考え方にヒントが散りばめられていて、マネできることもいっぱい!
ぜひ一冊読んで、今日から胸を張って、「教育ママ」で行きましょう!
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