CTP絵本を購入すると決めたなら、日本語解説書を一緒に購入すべきかどうか、
悩みますよね。
特にLevel1の絵本は、英文自体も簡単なので、
買わなくても全く問題ないのでは・・・という方もいらっしゃると思います。
が、CTP絵本利用歴5年の私としては、「あったほうが良い!」と感じます。
日本語解説書の中身や、便利な点についてお伝えします。
日本語解説書には何が書いている?
日本語解説書は下記のような構成になっています。
・お話の内容
・どんな事を教えるか(Language Arts は除く)
・教え方のヒント
・覚えておきたい単語、句、文章
・日本語訳
日本語解説書の利点①日本語訳が付いている
これは、もはや言うまでもないことですが、
和約がついています。
英語力に自信がない人でも、事前に日本語解説書を読んでおけば、
子供からの質問に答えられます。
「CTP絵本のLevel1は平易な英文!」と割とあちこちで紹介されていますが、
ちょっと待ってください!!!
Pilgrim Children Had Many Chores
読めますか?
“Pilgrim Children Had Many Chores” は、Level1-1に出てくる絵本のタイトル。
私は、正直な話、”Pilgrim Children” 何だか分からなかったです。
もちろん、そんなの常識だ! という方も、いらっしゃるでしょう。
ただし、英語に触れたのは大学受験が最後とか、あまり自信がないわという人には、
和約がついている点は、かなり心強いと思います。
日本語解説書の利点②予備知識や小ネタの引き出しが増える
絵本を読むときに、どのくらい予備知識を持っているかは、
人それぞれだと思います。
日本語解説書を読めば、予め備えて起きたい知識をインプットすることができます。
例えば、Level1-2には、”Pigs”というタイトルのお話があります。
予備知識がなければ、「かわいい絵だな」とか、「口ずさむといい感じ」とか、
そんな印象を持つはずです(私自身がそうでした)
ただし、日本語解説書を読んでみると、
この”Pigs”は、One,Two,Buckle My Shoeという数え歌(マザーグース)を元にしていることが
わかります。
解説書の情報から、「マザーグースって?」「どんな数え歌なの?」と疑問がわき、
自分自身の世界が広がります。
自分の持っている知識だけで戦おうとすると、
「な~んだ、簡単な文章で、つまらないなッ」というものも、
実は深い意味を持っていたり、元ネタがあったり・・・見方が変わります。
日本語解説書の利点③朗読だけで終わらない
絵本のポピュラーな活用法といえば、朗読や読み聞かせ。
だけど、それで終わっては勿体ないと思わせてくれるのが、日本語解説書です。
実際に、絵本を通して、どんなことをしたらよいのか、
教員のような視線で、具体的なアイディアが詰まっています。
例えば、Level1-1の”Rain”は、繰り返しが特徴的な素敵な内容ですが、
教え方のヒントの中に「詩を作ってみましょう」というサジェストがあります。
韻を踏んでいることを理解するだけに留まらず、
絵本を通して新しい世界を創造することができるのです。
まとめ 日本語解説書を使って、英語の世界を広げよう
英語力に自信がある人、英語圏の文学や文化に慣れ親しんでいる人には、
必要がない場合もあるかもしれません。
ただし、自分以外の視点を知るという意味合いにおいて、
日本語解説書は全ての人に役立つと思います!
CTP絵本の日本語解説書を使って、英語の世界を広げていきたいですね。
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